MG ガンダム Ver.1.5

Ver.1.5となっている本キットですが
元のMGガンダムに比べると下半身が太くて
非常に安定感のあるスタイルで
Ver.1(?)が安彦ガンダムに近いのに対し
こちらはカトキガンダムっぽいという意見もあるようです。

そしてVer.1.5の目玉とも言えるこの
完成済みシステムインジェクションの脚フレーム。
これは2枚のパーツ付きランナーが
はじめから合わさっている形で形成されており
繋がっているパーツは最初から組み立て済みなのです。
・・・が、切り取りの手間を考えたら
組み立てるほうがはるかにラクです。
しかも驚くことに組み立て済みパーツには
パーツ引き起こし用のツールが刺さってるんです。
そのツールを外したところ。
これを差し込んでシリンダーを引き出します。
確かに手間はかかるものの
ただならぬワクワク感があります。
で、シリンダー類をフレームに固定して完成。
ちゃんと2重関節でここまで曲がります。
外部装甲をつけたところ。
胸のフィンもちゃんと別パーツ。
豊富なオプション類。
コアファイターもちゃんと色分けされてます。
Ver.1.5なだけあって余剰パーツの山。
僕は肩アーマーのピンを破損してしまったので
こちらから流用することもできそうです。
なんか傾いてるけど素立ちポーズ。
今回は墨入れすらしてません・・。

シールドの背中固定用ピンが邪魔で
手に持たせてもやや不安定。
スタイリング的にはなかなか安定してて
どの方向から見ても隙はない様子。
もちろん可動も文句なし。
立て膝ポーズも楽々こなします。
コアファイターはちゃんと変形して
各部ハッチも開くようになってます。
変形するコアファイターの他にも
コクピット状態オンリーのパーツがあります。

それにしてもオマケ程度に考えてた
コアファイターですが、ランディングギアは付いてるし
クリアパーツも使ってるしスタイリングも上々で満足♪
でもこの大きさでMSの動力源になるのか?とか
こんな小さな翼で揚力あるのか?とか
ミサイルの収納場所は?とか突っ込んじゃいけません。
ガンプラの最もベースとなるようなガンダムですが
スタイリングはもとよりプラモデル生産技術の
向上(?)を実感できるモデルとしても
非常に価値はあると思います。

ただ、やっぱり悲しいかなMSって兵器なのよね・・。
どんなにカッコ良くってもそれは
人殺しや破壊の目的を持った機械。
人間(特に男)ははじめから闘争本能というものがありますが
もうちょっと子供に明るい夢を持たせるような
ガンダムよりもカッコイイ魅力的な
メカやロボットは出ないのでしょうか?