AUTOart 1/64

¥840〜¥1050くらいでラインナップされる
AUTOartの1/64シリーズ。
大きさにしてみれば携帯電話よりも
やや小さいくらいの大きさ。
精密なビッグサイズのモデルも良いですが
この限られた大きさにどれだけの
こだわりやディティールを詰め込むか?というのを
垣間見るのもまた一興です。

ミニカーの中では高価なAUTOartですが
比較的コレクションしやすいシリーズと言えます。
最初に紹介するのはマツダのRX−8。

1/64シリーズと言えどもパッケージは
他のサイズと同じデザイン。
クリアケースと紙の外箱が高級感とは
また違ったプレミアム感があります。
言うまでもなく現行モデルで
唯一ロータリーエンジンを搭載した車種。
使い勝手に優れたSUV全盛のこの時代で
フリースタイルドアという観音開きの
4枚ドアを採用したことによって乗降性を確保。

走行フィーリングもパワフルそのもの。
初期発進の時にクラッチを強気に繋げば
後は非常に扱いやすいMTでした。
キャビンも大人4名が快適(?)に
座ることのできるスペースを確保。
ただし、そのおかげで運転者の
頭部よりも後方のスペースが
スポーツクーペとしては異様に広いため
タイトな包まれ感を期待していると
やや違和感を感じます。
エクステリアデザインは斬新そのもの。
大きなフロントフェンダーへ乗るように
配されたヘドライト。
どことなくクラシカルなのにモダン。
マツダって国産では一番僕の好みな
デザインを出してくれます。

ただ、オプション満載にすると
前後左右内外どこにでもロータリーエンジンを表す
▽(逆三角)マークが現れて少々うるさい印象。
さて、肝心のミニカーですが、
ボディカラーの今では絶版な黄色が
とても鮮やかで美しいです。
RX−8の特徴的なプロポーションも
余すことなく再現されています。
お次は日産のフェアレディZロードスター。

¥300万というプライスで衝撃のデビューを果たした
現存する数少ないスポーツカーのロードスター版。
こちらは値段¥3675000から。

試乗した感想は街中走るだけなら普通の車。
ただ、コクピットまわりは非常にスペシャルなかんじで
普通ではない車に乗っていることを実感。

ハンパではないオーバーフェンダーのため
ディーラーの人も運転には注意が必要と言ってました。
サイドビューがイマイチ好きになれないZですが
ロードスターだと話は別。
急にアメリカンに見えるところも魅力ですが
たれたリアノッチがやけに伸びやかに見えます。
ゴーン社長も好きだったという
北米でも人気でステータスのある車種ですが
僕はこのデザインあまり受け付けません。
あまりZらしさが感じられないんですよねー。

斜め前から見るとオーバーフェンダーのために
頬がやせこけた顔に見えるし。
で、ミニカーのインプレッションですが
さすがにこのサイズなせいか
メタリックのラメが大きくて目立ちます。
でも現行Zのイメージでもある並んだ四角いドットは
ドアノブなどにもちゃんと入っており
非常に芸が細かいです。
マフラーに穴が空いてて欲しいですが
さすがにこのサイズでは酷でしょうか?
AUTOartの製品はこのサイズでも
ちゃんとクリアケースに入っているのも魅力。
後で買い足すとけっこうな出費になるのは
ガンコレも同じこと・・。

TOPにはAUTOartのステッカーがついてます。
こちらはスーパーブラックバージョン。
ソリッドカラーなので非常に艶やかで美しいです。
大きい車がテカテカの黒って非常にキレイですよね。
実車でこの状態をキープするのは至難の業ですが・・。
スーパーブラックはシート色がタン。
この組み合わせ・・オトナですなぁ。
メーターまわりも細かく再現されてます。