電脳戦機
バーチャロン
コトブキヤ・ワンコインフィギュア

今までバーチャロンの立体物といえば
タマ数の少ないWAVE製プラモデルや
ソフビのプライズ、フィギュア、
それに高価なガレージキットと
現在発売されているHASEGAWAの
テムジンバリエーションくらい。
(こうやってみるとけっこうあるな・・)
ところが¥500でこれくらいの造形を誇る
立体物が出てくれたことが素直に嬉しいです。

4機種でそれぞれ1Pと2Pカラー。
それにレアカラー1種を含めて全部で計9種。
各機の大きさ比較はこんなかんじ。
ライデンが圧倒的に大きくて重いので
サーチも簡単。・・なハズ
ところが「1Pカラーだけ揃えばいいや。」と思って
4個買ったら全てドルカス・・・。
これはヤバイ!と思って箱買い。
そしたらレアカラーの黄色テムジンが
出てきたのはいいけれど
肝心の1P青テムジンだけがない!!

オークションチェックしてみたけど
今んとこコンプセットしか出品されてないし・・。
ハイ、気を取り直していきなりレアカラーのテムジン。
なんでもテスト機だそうです。

今見てみるとテムジン747とかと比べると
妙にシンプルですね。
肘のピラミッドが邪魔で腕のやり場に困る・・。

ゲーム中はスタンダードな特性で扱いやすく、
そのぶんコレといった戦い方がなく非個性的でしたが
サーフィンラムとかを使い出すとやめられません♪
テスト機にも負けないくらい目立つ2Pカラー。

背中にはちゃんとSEGAサターン背負ってます。
オラタンではドリキャスに変わってたっけ・・?
ウリの1つであった可動はというと
それがイマイチ。
アクションフィギュア全盛の今だから
思えるのかもしれないけど
サイズのワリに上半身はよく動くものの
なんと言っても脚の可動範囲が狭すぎ。
可動ポイントも必要にしてじゅうぶんだけど
ボールジョイントが深く差し込まれていたり
各ボディパーツがつっかえたりと
可動部分を活用させてくれません。
プラスチックと違ってパーツがグニグニ曲がるので
それを利用して動きを出したりしてます。
なんちゃってサーフィンラム。
やっぱし小さちゃいですね・・。
それにかがめないし。
代わりにニルバーシュのリフボードで。
今回、スタイリングで僕が最も
気に入ったのがこのライデン。
もう、カッコ良すぎです。
実際のゲームでは超強力兵器とはいえ
ビームがなかなか当たらないので
敬遠してましたが、やはり漢のバーチャロイドです。
見てくださいよ。この堂々としたスタイリング。
ゲーム画面ではズングリしていたように見える
体型もスマートに造形されています。
ただ残念なのがライデン最大の特徴とも言える
ビーム発射時の肩パーツがないこと。
それと下半身の可動が本当に厳しい。
レーザー発射時とかを意識して
身をかがめてみてもこれが限界。

バズーカは肩にかついだり
脇に抱えたりと上半身は問題ないんですけどね。
テムジンと同系列の機体(だったと思う)で
格闘戦に向いてるのがこのアファームド。
射撃系の多いVRの中でこやつが
懐に飛び込んでくると本当に恐怖でした。
ロボットに迷彩というのがとても斬新でした。

もちろんスタイリング的には問題ないんですが
脚の長さが左右で違うんです。
どうも左膝の関節が問題みたいですが
解決方法がイマイチよくわかりません。
なのでこんなふうに直立させると傾きます。
肘の裏にトンファー持ってますが
展開できないのが残念。
アファームドを最も端的に表す武器なのに。
アファームドだけ背中のSEGAサターンが
ボディと同じ色です。
今回最も評価の高いドルカスですが
どのシリーズから出てきたんだろ?
確かオラタンからだったよね・・?

ただ、ダブってた上に箱買いの追加ダブりで
ウチには赤4体、緑が2体も実戦配備されてます・・。

大量のドルカスを前に佇む僕。
「ま・・まぁ、バーチャロイドって量産機だから
 いくつあってもいいよね?
 あれ?なんで私泣いてるんだろう??」
たくさんの特徴的なVRが登場しますが
このドルカスもかなり特異なプロポーション。
左右非対称だし低いし常に脚は曲がってるし。

アイスホッケーのキーパーみたいですね。

ただ、腰のパーツがやや斜めに固定されてます。
背部の排気口みたいなブロックも
左右で角度が違います。
これも左右非対称デザイン??
でもね、可動に関しては最も高いレベル。
低重心だからコケにくいし
大きな足のおかげで非常に安定して
ポーズがつけられます。

クローが開いて中に銃口があるのも
ポイント高いです。

なのでパーツが斜めに固定されてるのも
あんまり気になりません。
いつも見た目で機体を選ぶので
ドルカスは使った記憶が薄いんですが
こうやってみるとイイかも♪

イメージ的には”あばれはっちゃく”?
(トシがバレるぞ・・)
こういった特徴のあるキャラを立体物にする時、大切なのは何でしょう?
デザインを忠実に起こすというのもモチロン大事ですが
ゲームのキャラでデザインと共に個性を前面に出しているVRなので
やはり各機体の特徴を表現できるか?だと思うんです。
例えば各機種の直立ポーズと必殺技使ってる時のポーズがあれば
少々現物から似てなくてもイメージの中では後者のほうが欲しくなると思うんです。

普通の行動しかしないと思っていたら突如サーフィンラムで突入するテムジン。
相手をおびき寄せて極太レーザーを放つライデン。
攻撃をかわしてトンファーを構えて飛び込むアファームド。
ドルカスは・・・う〜ん憶えてないや(激汗)

バーチャロンファンなら誰しも再現して欲しいシーンであると思うんです。
だからVRたちに表情を与えられる平手や展開した武器類が欲しかった。
今回はちょっと造形を重視しすぎたのかもしれません。

とはいえ、それ故にスタイリングは上々で何よりこの値段で
これだけのクオリティは賞賛に値します。

まぁ、欲張った話をするならスタイリングはこのレベルを維持して
もうちょっとペイントをキレイにして関節を改良して可動範囲広げて
武器や手などオプションパーツ満載でHCMProみたいな
そんな商品を値段3倍でもいいから出して欲しいです。

もちろん今回の4機種は人気にムラのあるモデルなので(失礼)
他の人気VRを織り交ぜた第2弾以降がリリースされることを切に願います。
僕の大好きなバイパーやサイファー、マイザーとかスペシネフとか。
できれば薔薇の3姉妹が駆るTGS−VIPERも・・・。(嘆願)